これは恋のはなし 2巻 わかるから優しくなって、わかってくれるから好きになる
これは恋のはなし 2巻 (KC×ARIA)
チカ
完全に蚊帳の外の杉田が哀れ!
関連記事は以下
これは恋のはなし 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻
発売されたばかりの2巻を早速読んでみました。
この2巻では二人の気持ちの方向性がはっきりしてきます。
まず真一は遥に対する同情の気持ちが強く描かれています。

「あの親父に俺たちの気持ちはわかるわけねーか・・・」
俺"たち"です。
真一自身が早くに両親を亡くしているから、遥の気持ちがよく理解できる。
でも遥の親はそんな子供の寂しい気持ちはまるで理解しません。
更に遥のことを平気で真一に預けていく。
こうして真一は遙の立場を理解し、同情を深めていきます。
かつての自分と同じ仲間として。
だから優しくなる。
同情して優しくして何になるんだ、と自分の行為を自問自答していますが、
それでも放ってはおけない。
一度知ってしまったらもう見ないフリはできないんです。
だってそのつらさがわかってしまうから。
だから遥のことを気にかけたり手を差し伸べたりという優しさも示すし、
遥の父親に対しても遥の気持ちを代弁してしまう。

「ガキがあの広い家にひとりでいる時の気持ち あんたは考えたことあんのか!?」
「誰かが面倒見てたってな 心開いてなきゃひとりなのと一緒なんだよ!」
こうしてどんどん踏み込んでしまって、後戻りできなくなっていきます。
一方でこの言葉が遥にとってどれほど嬉しかったか。
遥に感情移入してるとここはうるっとくるシーンです!
まあ父親に言ったこと自体は別に嬉しくなかったかもしれません。
でも真一が自分の気持ちを理解してくれたこと。
そして自分のために怒ってくれたこと。
それがどれだけ嬉しいか!
孤独で、自分の理解者やそばにいてくれる人、に飢えているからこそ、
その嬉しさは計り知れませんよ。
だから遥はますます真一のことが好きになってしまう。

「私・・・まえよりもっと好きになったかもしれません」
この"好き"は1巻のときとは違うと感じました。
1巻のときはまだ家族的な雰囲気もありましたが、
2巻の"好き"からは重さが違います。
完全に恋の気配です。
ただその好きがかなり重く感じるんです。
それを感じたのが2巻の終盤のシーン。
「それ以上のことはなんもねーぞ」
と真一から恋の進展を否定されたあとに、
「・・・はい わかってます」
「だから」

「早く大人になります」
って応えるんですよ!
最初はこのセリフでちょっとニヤニヤしちゃったんですが、
よく考えると重い!
もう世界に真一しかいないと思ってるかのような発言です。
真一しか見えてないというのか、完全に依存しているというのか。
まあ家族も本当にいなくなったし気持ちはわかるんですが、
ちょっと危うい印象もうけます。
この先どうなってしまうんでしょうか・・・
というわけで二人の気持ちがはっきり見えてきたこの2巻。
遥の家族問題もあっさり解決してちょっと安心しました。
親絡みでドタバタとコミカルな展開をされても困りますし。
あとはこの二人の気持ちがこれからどう変わっていくかですね。
ちなみに重いとこばっかり取り上げちゃいましたが、
真一の好きなタイプを聞き出そうとするところとか、
やっぱり胸の大きな女の人が・・・なんてとこにはニヤニヤさせてもらいました。
そういうところも楽しくて大満足でした。
3巻が楽しみ!
続きは以下
これは恋のはなし 3巻 遥の覚悟がすばらしい!

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*掲載画像は紹介作品からの引用であり、著作権は作者および出版社にあります。
チカ
完全に蚊帳の外の杉田が哀れ!
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まず真一は遥に対する同情の気持ちが強く描かれています。

「あの親父に俺たちの気持ちはわかるわけねーか・・・」
俺"たち"です。
真一自身が早くに両親を亡くしているから、遥の気持ちがよく理解できる。
でも遥の親はそんな子供の寂しい気持ちはまるで理解しません。
更に遥のことを平気で真一に預けていく。
こうして真一は遙の立場を理解し、同情を深めていきます。
かつての自分と同じ仲間として。
だから優しくなる。
同情して優しくして何になるんだ、と自分の行為を自問自答していますが、
それでも放ってはおけない。
一度知ってしまったらもう見ないフリはできないんです。
だってそのつらさがわかってしまうから。
だから遥のことを気にかけたり手を差し伸べたりという優しさも示すし、
遥の父親に対しても遥の気持ちを代弁してしまう。

「ガキがあの広い家にひとりでいる時の気持ち あんたは考えたことあんのか!?」
「誰かが面倒見てたってな 心開いてなきゃひとりなのと一緒なんだよ!」
こうしてどんどん踏み込んでしまって、後戻りできなくなっていきます。
一方でこの言葉が遥にとってどれほど嬉しかったか。
遥に感情移入してるとここはうるっとくるシーンです!
まあ父親に言ったこと自体は別に嬉しくなかったかもしれません。
でも真一が自分の気持ちを理解してくれたこと。
そして自分のために怒ってくれたこと。
それがどれだけ嬉しいか!
孤独で、自分の理解者やそばにいてくれる人、に飢えているからこそ、
その嬉しさは計り知れませんよ。
だから遥はますます真一のことが好きになってしまう。

「私・・・まえよりもっと好きになったかもしれません」
この"好き"は1巻のときとは違うと感じました。
1巻のときはまだ家族的な雰囲気もありましたが、
2巻の"好き"からは重さが違います。
完全に恋の気配です。
ただその好きがかなり重く感じるんです。
それを感じたのが2巻の終盤のシーン。
「それ以上のことはなんもねーぞ」
と真一から恋の進展を否定されたあとに、
「・・・はい わかってます」
「だから」

「早く大人になります」
って応えるんですよ!
最初はこのセリフでちょっとニヤニヤしちゃったんですが、
よく考えると重い!
もう世界に真一しかいないと思ってるかのような発言です。
真一しか見えてないというのか、完全に依存しているというのか。
まあ家族も本当にいなくなったし気持ちはわかるんですが、
ちょっと危うい印象もうけます。
この先どうなってしまうんでしょうか・・・
というわけで二人の気持ちがはっきり見えてきたこの2巻。
遥の家族問題もあっさり解決してちょっと安心しました。
親絡みでドタバタとコミカルな展開をされても困りますし。
あとはこの二人の気持ちがこれからどう変わっていくかですね。
ちなみに重いとこばっかり取り上げちゃいましたが、
真一の好きなタイプを聞き出そうとするところとか、
やっぱり胸の大きな女の人が・・・なんてとこにはニヤニヤさせてもらいました。
そういうところも楽しくて大満足でした。
3巻が楽しみ!
続きは以下
これは恋のはなし 3巻 遥の覚悟がすばらしい!


*掲載画像は紹介作品からの引用であり、著作権は作者および出版社にあります。