信長協奏曲 2巻 柴田勝家のリアクションがすばらしい!
信長協奏曲 2巻 (少年サンデーコミックス)
石井あゆみ
斎藤道三、お前もか!
関連記事は以下
信長協奏曲 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻 7巻 8巻 9巻
この2巻からは本格的に信長の人生が動き出します。
斎藤道三との会見、弟の暗殺、少数での京都上洛、など有名イベントが盛り沢山。
そしてそれをサブロー流に乗りこなして行く様が面白い!
少人数での京都への上洛も、

「そうだ!京都に行こう!」
「京都行きたいひとーーー!」
このノリですよ!
旅行じゃないんだから!って突っ込みたくなります。
しかもそれで何となく上洛を果たし、
勢いで将軍に拝謁して太刀までもらっちゃうんだからすごい。
プロセスがおかしいのに歴史と合っちゃってるってのがすごく楽しいです。
一方でシリアスな場面はどうしてるかというと、
周りを動かしてうまく辻褄を合わせてるんですよ。
例えば平手政秀の死もそうです。
"うつけな信長を諌めるために自害したと噂になる"というのは同じなのですが、
この作品では殺されたのを偽ってそうしたことになってますしね。
弟の暗殺についてもそう。

「・・・あなたはワナにかかったのじゃ・・・」
家臣たちが勝手にやったことにして、
信長自身はほぼノータッチ。
そうすることで信長のあのゆるいキャラクターを維持してます。
こういうのはうまいですよね。
ただ今後どうするのかは気になります。
これからも信長の残酷な面が出るエピソードはかなりあるんですよ。
比叡山とか一揆とか越前攻めとか。
全部家臣に押し付ければ楽ですけど、それだとワンパターンな気もしますし。
そのあたりをどう描くのかも楽しみです。
ちなみにこの弟暗殺で活躍したのが柴田勝家。
この柴田勝家が本作品では非常に面白いです!!
こいつのリアクションがすばらしいんですよ!

「・・・本気で自分が歴史を変えるほどの存在だと・・・!?」
この柴田が信長の適当発言を深読みしていちいち動揺するんです。
信長様はなんという底知れぬお人だ・・・!と。
まるで見当違いなんですが、この柴田の真面目なリアクションが楽しいです。
こういうリアクションがあるからこそ、
信長がいかに常識外れでぶっ飛んだことをしてるかよくわかりますしね。
ある意味ツッコミみたいなもんです。
柴田にはもっともっと活躍して欲しいですね。
さて最後になりましたが、
この2巻最大のイベントと言えば斎藤道三との会見。
歴史的にも非常に有名なイベントですが、
これがどうなったのかというと、

「・・・しかしこれこそ、わしの真の姿ぞ・・・!」
こうなりました。
斎藤道三はタイムスリップしてきたおまわりさんだったと。
斉藤道三お前もか!!
タイムスリップ(異世界)もので"二人目"って切り札だと思うのですが、
こんな序盤で使っちゃうとは思いませんでした。
あんまり乱発されると残念なことになっちゃいますが、
今のところ他には出てきてないのでそこは安心してよさそうです。
しかしこの設定のおかげでこれまたうまく辻褄が合っちゃってるんですよね。
同じく時代を超えてきたものだからこそ、
斎藤道三は信長を理解して強く後押しする。
うつけだろうがなんだろうが関係ないわけですよ。
そして道三の息子はそれを不満に思って・・・と繋がっていく。
これはうまい!
まあ道三は今回で退場してしまいましたが、
この手紙の伏線がどこで生かされるのかにも期待したいですね。
信長の死に方を考えると恐らく手紙は届くような気がしますが。
まあまだまだ先の話ですけど!
というわけでこの2巻も大満足でした。
次はいよいよ桶狭間!
続きは以下
信長協奏曲 3巻 桶狭間の戦いと美濃攻略

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*掲載画像は紹介作品からの引用であり、著作権は作者および出版社にあります。
石井あゆみ
斎藤道三、お前もか!
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斎藤道三との会見、弟の暗殺、少数での京都上洛、など有名イベントが盛り沢山。
そしてそれをサブロー流に乗りこなして行く様が面白い!
少人数での京都への上洛も、

「そうだ!京都に行こう!」
「京都行きたいひとーーー!」
このノリですよ!
旅行じゃないんだから!って突っ込みたくなります。
しかもそれで何となく上洛を果たし、
勢いで将軍に拝謁して太刀までもらっちゃうんだからすごい。
プロセスがおかしいのに歴史と合っちゃってるってのがすごく楽しいです。
一方でシリアスな場面はどうしてるかというと、
周りを動かしてうまく辻褄を合わせてるんですよ。
例えば平手政秀の死もそうです。
"うつけな信長を諌めるために自害したと噂になる"というのは同じなのですが、
この作品では殺されたのを偽ってそうしたことになってますしね。
弟の暗殺についてもそう。

「・・・あなたはワナにかかったのじゃ・・・」
家臣たちが勝手にやったことにして、
信長自身はほぼノータッチ。
そうすることで信長のあのゆるいキャラクターを維持してます。
こういうのはうまいですよね。
ただ今後どうするのかは気になります。
これからも信長の残酷な面が出るエピソードはかなりあるんですよ。
比叡山とか一揆とか越前攻めとか。
全部家臣に押し付ければ楽ですけど、それだとワンパターンな気もしますし。
そのあたりをどう描くのかも楽しみです。
ちなみにこの弟暗殺で活躍したのが柴田勝家。
この柴田勝家が本作品では非常に面白いです!!
こいつのリアクションがすばらしいんですよ!

「・・・本気で自分が歴史を変えるほどの存在だと・・・!?」
この柴田が信長の適当発言を深読みしていちいち動揺するんです。
信長様はなんという底知れぬお人だ・・・!と。
まるで見当違いなんですが、この柴田の真面目なリアクションが楽しいです。
こういうリアクションがあるからこそ、
信長がいかに常識外れでぶっ飛んだことをしてるかよくわかりますしね。
ある意味ツッコミみたいなもんです。
柴田にはもっともっと活躍して欲しいですね。
さて最後になりましたが、
この2巻最大のイベントと言えば斎藤道三との会見。
歴史的にも非常に有名なイベントですが、
これがどうなったのかというと、

「・・・しかしこれこそ、わしの真の姿ぞ・・・!」
こうなりました。
斎藤道三はタイムスリップしてきたおまわりさんだったと。
斉藤道三お前もか!!
タイムスリップ(異世界)もので"二人目"って切り札だと思うのですが、
こんな序盤で使っちゃうとは思いませんでした。
あんまり乱発されると残念なことになっちゃいますが、
今のところ他には出てきてないのでそこは安心してよさそうです。
しかしこの設定のおかげでこれまたうまく辻褄が合っちゃってるんですよね。
同じく時代を超えてきたものだからこそ、
斎藤道三は信長を理解して強く後押しする。
うつけだろうがなんだろうが関係ないわけですよ。
そして道三の息子はそれを不満に思って・・・と繋がっていく。
これはうまい!
まあ道三は今回で退場してしまいましたが、
この手紙の伏線がどこで生かされるのかにも期待したいですね。
信長の死に方を考えると恐らく手紙は届くような気がしますが。
まあまだまだ先の話ですけど!
というわけでこの2巻も大満足でした。
次はいよいよ桶狭間!
続きは以下
信長協奏曲 3巻 桶狭間の戦いと美濃攻略


*掲載画像は紹介作品からの引用であり、著作権は作者および出版社にあります。