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自殺島 6巻  セイの生きる意志の強さがすばらしい!

自殺島 6巻 (ジェッツコミックス)
森恒二

もう普通の人より強い気がする

関連記事は以下
自殺島の感想一覧へ
デストロイアンドレボリューションの記事はコチラ

6巻が発売されました。
5巻で内と外の不穏な動きが描かれてましたが、
この6巻でそれらが爆発します。
しかしここで重要なのはそれ自体よりも、
それに対するセイの対応です。
IMG_0912.jpg
「もしまた僕らの村を襲いに来たら迷わず射殺す!!!」

セイが戦うんですよ!
生きようという意志を、相手を攻撃(反論)してまで強く示すんです。

まずリョウを殺そうとした港グループに対しては、
弓を使って牽制します。
しかも脅しだけでは相手が止まらなかったから、
やむを得ず人を射るんですよ!
IMG_0911.jpg
(人だぞ・・・相手は。やっていいと思うのか?オマエが)

リョウが殺されかかっているとはいえ、
セイは強く葛藤します。
でも最後には射つ。
人を射ることがどれだけ重いか!

生きようとする意志が強くなければこんなことはできません。
自分の生きる道のために、相手の生きる道を否定するわけですからね。
自分を否定して死のうとした自殺者だったら、本来は絶対にしそうもないこと。
しかも死に瀕してるのがいくら大親友であろうが、
自分が殺人者となる重荷を背負ってまで、
行動を起こすなんて簡単にできるわけがない。
こんな究極の選択を迫られたら、動けない人が大半のような気がします。
でもそれでもセイはやった。

純粋にカッコいい場面でもあるんですが、
それよりもセイの生きる意志の強さに痺れました。

カイとの場面でもそうです。
カイが周りの人を死へ誘ってることに気付き、
セイはカイを問い詰めます。
でもカイは巧みに反論してくる。負けそうになります。
でも負けない!
IMG_0909_20110930211719.jpg
「僕らは・・・もう死にたい人じゃない!皆明らかに生きようとしている・・・!!」

自分の意志を曲げないんですよ!
強く反論するんです。

セイはカイを頼りにしてました。尊敬に近い感情を持ってたと思うんです。
そんな相手に挑むなんてなかなかできることじゃない。
しかも自殺者のように自分への自信を失ってる人なら尚更です。
尊敬する相手に、自分(の価値観)をぶつけるわけですからね。
でもセイはそれをやった。

港グループとの争い、そしてカイとの論争。
この2つの事件で、セイがどれだけ強くなっているかがわかります。
生きようとする意志が強く感じられる。

この物語の初期は、セイを自分より死に近い存在と捉えてましたが、
今じゃもうすっかり追い越されちゃいました。
自分なんかよりよっぽど強い。
この先セイがどこまで行くのかすごく楽しみです。

そしてこうした争いの部分だけではなく、
あの女性との話にも進展がありました。
IMG_0914_20110930211719.jpg
「僕(生)と・・・イキル(生きる)と同じ名前なんだ」

そう来たか!
ここはいいシーンではあるのですが、
それと同じくらい照れまくってるセイがかわいかった。
確かにこれは照れるもんなぁ。
相手の反応によっちゃもう立ち直れないし・・・
よくがんばったよセイ!

というわけでセイの生きようと意志を強く感じたこの6巻。
ただ自殺島の状況は悪化しています。
トラブルや争いが起きて、ただ生きることがうまくできない。
狩りの描写からして、セイもただ純粋に生きられたら、と感じていそうですが、
人であるからにはそれは避けられないんでしょう。
この先この自殺島はどうなっていくのか。

ますます面白くなって来ました。
7巻が楽しみです。

続きは以下
自殺島 7巻  人間にも果たすべき役割がある!
自殺島 6 (ジェッツコミックス)
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tag : 自殺島 森恒二 漫画 感想

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自殺島 6巻  セイの生きる意志の強さがすばらしい!

自殺島 6巻 (ジェッツコミックス)森恒二もう普通の人より強い気がする関連記事は以下自殺島 1巻 2巻 3巻 4巻 5巻 6巻デストロイアンドレボリューションの記事はコチラ6巻が発売されました。5巻で内と外の不穏...

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レビュー読みました。

私もこの作品が大好きです、私のブログで紹介させて頂きました!
これからもレビューがんばってください

Re: レビュー読みました。

>>nagiさん
コメント&記事紹介ありがとうございます。
ブログ始めたところみたいですね。
がんばってください!
私もがんばります。

当面の問題として、
カイとサワダが描かれた6巻でしたね。

カイは「人間」という存在そのものの矛盾として、
サワダは「人間が織り成す社会」の矛盾として、
それぞれ描かれているように思います。
さらにいうならば、
セイは「人間」の象徴として描かれている。


「人間」という存在そのものの矛盾とは、
(カイ自身が作中で述べていますが)
人間が美しいと思うもの、守りたいと思うものは、
人間がいなければ穢れることがないということ。

セイも、カイに対して意見しました。
話の流れとしては、
「死の誘導をやめろ」
「不安定な人間に付き合う余裕はない」
「みんな前を向こうとしている」
「誰もが前を向けるわけではない」「死にたい人に赦しを与えるのは悪いのか?」
「人はたくさんの命の上に成り立っている」
「すべての命が大事なら、地球で一番邪魔な命は人間のものだ」

ここから、セイは
「自分たちはみな生きたい人間である」

とカイに反発します。

「人はたくさんの~」
は論理のすり替えですが、カイは人間の矛盾を説きます。
そして、セイは最終的にはカイの「行動」を批判するわけです。
「自分たちは生きたい人間である」だから「死の誘導はだめである」というながれ。

つまり、自分ですり替えた論理に対するカイの回答。
人間という存在そのものの矛盾については回答できていないのです。
さらにいうなら、
「生きたい人間である」ということも、
よく考えると「死の誘導という行為」自体を批判できていません。
セイの論理では「対象が間違っている」ということはいえても、
「死を望む人間に死の誘導をしてはいけない」ということはいえていないのです。

このあたりが自殺島の面白いと感じるところで、
「死を望む側」の方が正しいことを言っているように感じるのです。

おそらく、人間の存在そのものの矛盾というのは、答えが出ない問題だと思います。
作中で、その矛盾とセイがどう向き合っていくのかが見所ですね。


サワダの方に関しては、矛盾をセイ自身がよりはっきりと感じているかと思います。
サワダはある意味「秩序」のひとつなんですよね。
「王政」とか「君主制」とかいう流れの、
権力者が突出した権利を持つ類の秩序。
それに対して、セイは「民主的」な秩序を求めています。
しかし、面白いことにこれらの秩序の衝突の際は「暴力」が生まれ、
「民主性」の側にいるはずのセイ自身が、
絶対的な暴力、つまり「権力」をもって秩序を保つという、
「君主的立場」として描かれるという矛盾が生じている。

ただ、セイの特徴としては「理性的な」暴力であるという点。
コレは「骸骨くん」の登場がひとつの目印になるんですが、

3巻で「リブ」が襲われるとき、
6巻でリョウが襲われる状況と、割と似たような状況だったわけですが、
「骸骨くん」は出てきませんでした。
その際、セイが自ら言っていますが、
リブを助ける際の行動は、「野生」を原動力にしていました。
ゆえに「骸骨くん」は出なかった。
「骸骨くん」が出るのは、セイが理性的であるときの目印だと私は考えています。

この理性的な暴力というのが、
今後の島の「平和」にどう影響していくのかも見所だと思います。


って、人のブログで「超」がつくほどの長文を書いてしまいました。
どうもすいません。

>>三日月キリンさん
コメントありがとうございます!
長文大歓迎です。

>カイは「人間」という存在そのものの矛盾として、
>サワダは「人間が織り成す社会」の矛盾として、
>それぞれ描かれているように思います。
>さらにいうならば、
>セイは「人間」の象徴として描かれている。

納得しました。
こう書くとテーマがはっきりしますね。

>このあたりが自殺島の面白いと感じるところで、
>「死を望む側」の方が正しいことを言っているように感じるのです。

ここが自殺島の面白さですよね。
死への誘導も、今回は殺人だったから否定できたけど、
これが自殺だったら"悪"じゃなくなるわけですし。

でもこれは一般社会では成り立たない論理だと思うんです。
なぜなら社会では皆が漠然と、
"死を望むなんていけないことだ"
極端に言えば、
"生きること=善、死ぬこと=悪"と
考えているから。

でもこの自殺島ではそうじゃない。
この作品の登場人物は一度は死へと近づいた人の集まりだから、
死=悪とは捉えていない。
生も死もただの状態でしかないんです。
だから死への誘導は必ずしも悪くない、という論理が平気で成り立つ。

これは自殺島だからこそですよね。
文明社会が文化やルールで必死に人を死から遠ざけてきたのに、
それを剥ぎとって死を受け入れてしまうと、
こんなにも人間の矛盾が見えてくる。
死が許されるなら消えることも選択肢になっちゃうわけですから。

サワダのほうのコメントも興味深く読ませて頂きました。
特に、
>「骸骨くん」が出るのは、セイが理性的であるときの目印だと私は考えています。
これは全く気付いてませんでした。
これから注目していきます。

興味深いコメントを本当にありがとうございました。
私も思わず長文を書いてしまいました。
自分の思考をまとめてたら長くなっちゃって、
返信としてはあまりふさわしくない内容になっちゃいましたが・・・

また機会があればコメントしてください。
これからもよろしくお願いします!
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